futagopapaの日記

夫婦関係、育児、映画など気になったことを書いています。男の子の双子育児中のパパです。

成功するキャリアプランとは?ゼネラリスト(何でも屋)とスペシャリスト(専門家)の違いから考える。

日本の大企業は新卒一括採用にこだわり、その中で育ったプロパー社員を重宝します。

 

そのプロパー社員はジョブローテーションという名のもとに、社内の様々な職種を経験するのが一般的です。

 

営業、企画、生産管理、経理など複数の職種を経験します。

 

なんでもできるゼネラリストを目指すように、人事制度はデザインされています。

 

一方で中小企業やベンチャーは社員をスペシャリストにしようとする傾向があります。

 

そういう意図の会社もあるでしょうが、規模の小さい会社では、社員が突然別な職種に移ってきても教育する余裕はないですから、意図してではなく自然にそういった流れになっているところが多いと思います。

 

そしてですね、電通新入社員の自殺事件が何年か前にありましたが、ここにもゼネラリストとスペシャリストの問題があるのではと言われています。

 

つまり、既存のメディアであるテレビや雑誌から、新しいメディアであるウェブへと移行するに連れ、今までの仕事のやり方(従来の広告営業)が通用しなくなってきたのですね。

 

知識も経験もない新卒一括採用したプロパー社員に無理矢理やらせるよりも、知識と経験もある外部のスペシャリストを雇った方が、時間もコストを結果的に少なくて済みます。

 

だけど、

 

それをやると社内のプロパー社員の仕事がなくなるんですよね。

 

社内失業ですね。

 

日本の大企業は従業員を簡単にクビにできないので、仕事のできない社員が社内にくすぶり続けるようになります。  

 

「あの使えないおっさん、なんでいるの?」

 

ってやつですね。

大企業なら、おじさんだけでなくて、使えない若手もたくさんくすぶっています。

 

(ちなみに中小企業は簡単に人をクビにします。

僕も今まで2回クビになっています。

労働基準法がどうたらとか、そんなこと関係なく突然クビになります。

それに、勤めていた会社が倒産したことも1回だけですがあります。)

 

なんでもできるゼネラリストを目指そう!

なんて言われて色々な職種を転々としていては、いつまで経っても専門知識は身につかず経験も重ねられません。

 

仕事のできない自分がダメなんだと、自分を責めて頑張ろうとしますが、大企業は踏める場数が圧倒的に少ないので、いつまで経っても仕事ができるようになりません。

 

そうして、結果の出せない新人はまた職種を変えられることになり、同じことが繰り返されます。

 

会社も簡単にクビにしてくれないので、思い切って次のステップに行こうにもなかなか行けません。

 

いっそ、パッと「お前クビ。来月から来なくていいよ。」と言われた方がすっきりするでしょうに。

 

スペシャリストを目指す人事制度をデザインして、今の自分の職種が嫌なら、「自ら望んで」ジョブチェンジをする仕組みの方が、多くの人が幸せを感じられる会社になると思います。

 

積み重ねた知識と経験で、より多くの人々に貢献することができ、「自ら望んで」仕事の幅を「自らが望む方向」に広げることができます。

 

貢献することで喜びを感じ、自分の人生を自分でコントロールすることによって、幸福感を感じやすくなります。

 

ジョブチェンジによって幸せになれる人が少ないのは、

 

それが自分の希望するタイミングでもなければ

自分の希望する職種でもないから

 

だと思います。

 

働き方改革で、勤務時間や報酬体系(裁量労働制など)の変更はこれから増えるでしょうが、本質的な「働き方」の改革は、大企業ではまだまだこれからだと思います。

 

なぜなら、「本質的」な働き方の改革は、残業時間の規制や副業の容認などの小手先なものでは解決できるものではなく

 

なんでもできる人間を(ゼネラリスト)作るのか?

 

専門家(スペシャリスト)を作るのか?

 

といった、そもそも社員をどういう人間にするかという、設計制度が重要だからです。

 

それなしに、残業時間を規制しても、働く時間を変えても、大きな変化はないでしょう。

 

それに大企業の多くでは、社内でスペシャリストと呼ばれる肩書きを持った人間は、出世の階段から転げ落ちた人間だという認識があります。

 

リーダー → 課長 → 部長 → マネージャー → 事業部長

 

といった出世の階段から外れた人間。

 

そういった目で見られることが多いと思います。

 

でも、その古い出世の階段って、キャリアアップと言えるのでしょうか?

 

その人たちは会社が潰れた時に、クビになった時に、他の会社でやっていけるんでしょうか?

 

ぬるい組織の中で、保身と政治の技だけを磨いてきた人が?

 

本当のキャリアアップとは、スペシャリストにしかできないことだと思います。

 

一つの技術を磨いて、磨ききったら、その両隣の技術も磨き、知らず知らずの内にできることが増えていき、他の会社からも求められるスキルを持つようになる。

 

それがキャリアアップなんじゃないかなと思います。

 

それに、普通の出世の階段を上がっていける人ってごく一握りですよね?

 

マネージャーがうじゃうじゃいたら仕事にならないですからね。

普通は管理職の方が平社員より少ないですから。

 

普通の出世の階段って、全員が成功するキャリアプランじゃないですよね。

 

でも、スペシャリストなら、だれもが成功するキャリアプランを描けるんです。

 

その成功の姿は人それぞれです。

 

なぜなら、どういう特技を掛け算してきたかは人それぞれですから。

 

その人にしか出せない価値観をスペシャリストは出せるんです。

 

自分だけの価値観を提供できるスペシャリストは、他の人間に置き換えられにくいです。

 

そして、自分で自分の人生をコントロールすることになりますから、幸福を感じられる人生になるはずです。

 

家庭も仕事も大事にしたいなら、いや家庭を大事にしたいなら、自分がどういうキャリアプランを描くべきか、真剣に考えるべきです。

 

仕事への満足度が家庭にも大きく影響しますから。

 

子供のことを大切に思うなら、自分自身がどう生きるべきか?

 

どう働くべきか?

 

を真剣に考えるべきです。

 

この本がとても参考になりました。

幸福の「資本」論