【レビュー】「Call Me By Your Name(君の名前で僕を呼んで)」ただただ美しい映画

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香港に行く機会があったため、機内で観ることができました。

 

ただただ美しい映画。

 

SONYウォークマン、80'sファッション、ディスコミュージック、そういった80年代のアイテムが何の違和感もなくアクセントを効かせています。

 

北イタリア、太陽、美しい水、美味しそうな料理の数々、瑞々しい果物、そして美しい男女

 

描かれているのは二人の人間の切なく深く、そしてひたすら美しい心と心が溶け合いしたたるような恋

 

激しくも切なくそして美しい二人の恋は1983年の夏の北イタリアを舞台にとろけあうように頂点に達します。

 

一枚一枚のショット、全編にたゆたうように流れるピアノ音楽

 

オリバーとエリオが出会い、恋に落ちた1983年の夏はただその瞬間にしか存在しない

 

もう二度と戻らない、この時この瞬間の全てが愛おしい

 

夏が終わりオリバーはエリオの元を離れます。

 

そして冬、久しぶりのオリバーからの電話は彼の婚約の知らせでした。

 

ただずっと暖炉の火を見つめるエリオの表情には

 

10代の恋愛を経験したものなら誰もが感じる全ての感情が宿っています

 

その表情をうまく表現する言葉は見つかりません。

 

失恋といったらそれまでですが、心を強く握り潰されるような

 

人生というガラスのコップを粉々に砕かれたような

 

あの暖炉を見つめるエリオに勝るような感情表現を、僕はいままでどの映画にも観たことがありません。

 

歴史に残るであろう

 

ただただ美しい、とても美しい映画を観ました。

 

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