子どもが2歳半の頃に保育園に行き始めたのですが、その頃から妻は子どもに「事前の了承」を得てから行動するようになりました。
どういうことかというと、保育園に初めて行くときは
「明日からは保育園というところに行くね。その間、ママとパパはお仕事に言っているから、夕方まで待っていてね。いい?」
と子どもに尋ねて子どもが「いい」と言ったら行動に移すということです。
これを色々な場面でするようになってからグズリは減ったので、今回はそのことについて書こうと思います。
子ども本人が「選択」する重要性
「子どもへの事前の承認」のキモは、子ども本人が「自分で選択する」という意識を持つことです。
そうすることで、(保育園に行くことは自分が選んだことだ)と子どもは思っているのでグズリが減ります。
ほんまかいなと思いますが、実際これをやるやらないではグズリレベルに大きな差が生まれます。
ただ、むりやり言うことを聞かせるように「説得」するんじゃなくて、本人が「納得」するまで「対話」をする必要があります。
そうしないと「やらされた感」を感じて、自分ごととして子どもが捉えてくれないからです。
子どもだからと適当な対応はしない
(子どもだから「いいからやりなさい!」的な感じでいいっしょ)
とか
子どもが納得していないのに一方的な通達で終わらせると痛い目をみます。
グズリレベルが一気にマックスまで上がって、こっちのイライラもマックスレベルに急上昇します。
それを防ぐには面倒ですが、根気強く相手が納得するまで「対話」をする必要があるわけです。
本人が納得すればグズリはないか長続きしません。
ただ、相手を子どもだからと適当な嘘をつくのはやめています。
例えば、子どもが「銭湯に行きたい」と言い出したけど、その日はどうしても行けなくて
「今日は行けないけど明日行こうね」
と言って、翌日その約束が果たされないとめちゃめちゃグズリます。
約束が果たされないんだから当然ですよね。
大人だって怒りますから。
子どもがだからって適当にあしらっていると、後からもっと痛い目をみます。
だから、めんどくさいけどこっちが約束したことは必ず守るようにしています。
「事前の了承」が使える具体的な場面
「子どもへの事前の了承」が使える場面は例えばこんなときです。
・スーパーでママが一人で買い物をして、キッズスペースでパパと二人で待っている必要があるときに「ママは買うものがたくさんあるから一人でお買い物してくるね。◯◯ちゃんはここでパパとお留守番していてくれるかな?」
・パパが一週間の出張に行ってしまう2〜3日前から毎日「パパは一週間お仕事でおうちにはいないからね。ママと一緒に待っていようね」
・子どもが一人で寝てくれない場合に、一人で寝させたい日の朝から夜までに何回かに分けて「パパと◯◯ちゃんと二人で寝ると、パパにはこの布団は小さくて疲れちゃうんだ。疲れちゃうと◯◯ちゃんと一緒に遊べないから、パパは一人で寝てもいいかな。」
他にもいろんな場面で使えると思います。
うちでは「事前の承認」とはちょっと違いますが、朝ごはんにパンを出すと「おにぎりが食べたいー!」と子どもがグズったりするので
しかも双子なのでダブルのグズリ。
朝ごはんに何を食べたいか、朝二人に聞いてから作るようにしています。
と言っても、パンかおにぎりか納豆ご飯かの3択なので、たいして大変ではないです。
まとめ
ワガママじゃない?と思うときもあるんですが、あとからのグズリを考えると、こっちの方が親としては楽です。
それに、自分で何かを選択することで、それに付随する責任も感じさせたいと思っています。
それから、子どもが小さいうちはなるべく望みを叶えてあげることで「望めば自分はなんでもできる」という自信をつけさせてあげたいと思っています。
子どもがどうしても嫌だと言えばそれはやらせないようにしています。
子どもの望みって言ったって
・抱っこして
・パン(or おにぎり or 納豆ご飯)を食べたい
・一緒に寝たい
程度のレベルの望みですから。
行動レベルではたいしたことではないですよね?
でも、面倒だなと思うのは子どものグズリで疲れているからなんですよ。
子どもがグズってなければ抱っこするくらいで疲れませんからね。
子どものグズリ対策のための「事前の了承」作戦。
確実に汎用性があるとは言いませんが、試してみてはいかがでしょうか?