子どもができると、妻との夫婦関係はどうしても悪くなってしまいますよね。
ぼくら夫婦もそうでした。
うちの妻はよくこう言います。
「ここじゃないどこかに行きたい」
「どこかに旅行に行きたい」
昔はなんとなく聞き逃したり、お金も時間もないしと渋っていたのですが、最近は、妻を「ここではないどこか」に連れ出すことが夫婦関係を良好に保つ秘訣だなーと感じています。
今日はそのことについて書いてみます。
・妻といつもケンカばかり
・妻の機嫌の直し方が分からない
・産後のセックスレスをなんとか解消したい
・嫁と全然SEXできていない
・子どもも大人(親)も楽しめる旅行に行きたい!
そんな悩みを抱えている人も、ぜひチェックしてください。
目次
妻を「ここではないどこか」に連れ出す理由
妻を日常から引き離すことが、夫婦関係を刺激的なものにする秘訣であり、妻を疲労させないための方法でもあります。
でも男と女は、子どもができるとまったく違う人生を歩みはじめるので、なかなかそのことに気づけないんですよね。
ぼくもそうでした。
妻を家事と育児から解放させる
妻を「ここではないどこか」に連れ出す大きな理由の1つは、「妻を家事と育児の負担から解放させるため」です。
朝ごはんを作り、子どもに食べさせて、トイレに行かせて、保育園に送って行き、洗濯をし、布団を干し
子どもが帰ってきたら、夕飯の支度に、お風呂入れに、遊びの付き合いに、寝かしつけ
これの繰り返しの毎日です。
「子どもがいるから、どんなに大変でも幸せ」なんて綺麗ごとは通じないんですよね。
疲れるものは疲れるんですよ。
怒りたくないのに怒っちゃうんですよ。
そして、怒ってしまった自分を責めて、自己嫌悪に陥るんです。
その負のループから抜け出させるために、家事と育児から妻を解放させる必要があります。
さらに言うなら、妻を「妻」であること、「母」であることから解放する必要があります。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
男は仕事という「ここではないどこか」に毎日出かけている
妻のこういう苦しい気持ちに男はなかなか気づけません。
ぼくも三男が生まれるまで気づけませんでした。
なぜかというと、男は職場という「ここではないどこか」に毎日出かけているからです。
そこは、子どものオシメを替えることもないし、散らかったおもちゃを片付けることもありません。
自分の力を発揮して、社会に貢献できる場所です。
家庭と子育てから遠く離れた「ここではないどこか」に、ぼくら男は毎日出かけているんです。
だから、ぼくら男は妻の気持ちになかなか気づけなくて、すれ違いばかりが起こるんです。
男に取っては仕事に行くのは当たり前なので、自分が毎日「ここではないどこか」に行っているという自覚はないんですが
ずっと家にいて言葉の通じない子どもの相手をしている妻と比べれば、だいぶ自由に行動できていますよね。
子どもができると男と女はお互いの気持ちに気づけない
ぼくもなかなか、妻の「ここから抜け出したい!」という強い感情に気づけませんでした。
仕事から帰ってくると、妻は疲れた顔をしたぼくをみて、あまり家事や育児を頼めないなと思い、遠慮してしまい
妻の疲れや孤独が溜まっていることになかなか気づいてあげられませんでした。
その時の記事がこちらです。
妻の気持ちに気づいたのは、三男が生まれて3ヶ月の育休を取ったときのことです。
妻とまったく同じ生活を3ヶ月してみて、ぼくは「育児だらけの毎日」から解放されたいという妻の強い気持ちを完璧に理解できました。
ぼく自身が「ここではないどこか」に行きたい!
と強く感じていました。
これは、育休を取らずに仕事に行っていた上の子たちの時には、まったく感じることのなかった感情でした。
こんな気持ちになるんだ・・・と驚いたのを覚えています。
自由とセックスレスの関係
「ここではないどこか」に行くこと。
それは自由と自主性を意味しています。
そして、世界的に著名な心理療法士であるエスター・ペレルは著書「不倫と結婚」の中でこう言っています。
「セックスとは自由と自主性を発揮する時に可能になる」
これは実に見事にセックスレスの問題と解決方法を示唆しているなーと、初めて本を読んだときに関心しまして、詳しく説明していきますね。
自由と自主性がセックスのキーワード
セックスは自分の欲望をさらけ出し、自分の思うがままに振る舞うことができます。
誰かに強要されることもない、自分が自由の望みを叶えることができます。
まさしく、それは自由と自主性の象徴です。
相手を自分の欲望を叶えるために支配し、そして相手の欲望を自分の体で受け止める。
そこには自分勝手さや、ある種の暴力性や、そしてなにより自分の欲望に忠実になれるという自由があります。
家事と育児と妻であることはセックスからもっとも離れたキーワード
だけど、家事や子育てというのは、そういった自由と自主性からはかけ離れていますよね?
自分がやりたいようにできなくて思い通りならないし、やりたくないときでも仕方なくやらなければなりません。
そこからは、義務や抑圧というキーワードを感じることができます。
子どもが床に落とした食べかすを拾って集めたり、散らかしたおもちゃを片付けることに、少しもセクシュアリティを感じることはないですよね。
幸せの象徴と思われている結婚と育児は、夫婦の性生活を破綻させるトリガーになるんです。
妻の普段の生活そのものが、セックスからは程遠い、まったく別な存在なんです。
だから、子どもが生まれても、妻の気持ちを家事や育児から離れさせないと、セックスレスは解消できないんです。
ぼくがセックスレスを解消できたのも、自宅から遠く離れた旅行先でのことでした。
妻と親密になればなるほど、「妻」や「母」を妻に意識させてしまい、セクシュアリティから妻の心は離れていくんです。
そもそも妻と親密になろうとすらしない場合(妻の心と体をケアしない)も、もちろんセックスレスになりますが、その逆もまたあるんです。
そのことは長くなるので、また別の記事にまとめようと思います。
妻とのセックスレス解消のためには「自由」を感じさせることが重要
妻が普段通りの生活を送っているだけで、夫婦の心の距離は広がっていき、やがて子どもが大きくなってもセックスレスになります。
いつまでも夫婦関係を刺激あるものにするには、妻に「自由」を感じさせる必要があります。
その自由というのが、家事や育児からの解放であり、それはつまり「母」や「妻」からの解放なのです。
妻に自由と自主性を感じさせ、母や妻という枠組みから解き放ち、一人の女性としての自分を感じられるようにしてあげましょう。
そんなに難しいことじゃないです。
たとえば、料理や洗濯をしないで済む旅行がおすすめです。
子連れでも”夫婦が”楽しめるおすすめの旅行先
旅行に行くことで、妻は家事から解放され、そうすることで母であることからもある程度解放されます。
ただ、気をつけなければならないのは、せっかく旅行にきているのに、母であることや妻であることを感じさせてはいけないということです。
子連れ旅行だと、子どもがぐずらないところ、子どもが飽きないところ、子どもが遊べるところ、子どもが食べられるご飯があるところ
といった具合に、ついつい子ども中心で考えてしまいます。
これはしょうがないです。
ぼくも、旅行先を選ぶときは、子どもたちがぐずらずに楽しく遊べるところや子どもたちが食べられるご飯があるレストランを選びます。
そうしないと、ひどい目に合いますからね・・・・
でも!
「夫婦」が楽しめる場所でないとダメだと思っています。
子どもにとっても優しく、そして、夫婦が男と女に戻れる場所。
それが、セックスレスを解消させる旅行を選ぶときの重要なポイントです。
そんなとこあるんかい?って思いますよね。
あるんですよ、これが。
子連れでも”夫婦が”楽しめる「リゾナーレ八ヶ岳」
冬に子ども3人を連れて行ってきましたが、もう「最高」の一言でした。
子どもに優しいのはもちろん、大人にとっても優しくて、子どもを託児に預けて、夫婦二人で素敵なディナーを楽しめるコースや
本屋とワインハウスが同じフロアにあって、ワインをテイスティングしながら、お気に入りの本を選べる素敵すぎる本屋があったり
子どもも夫婦も幸せになれる最高のリゾートです。
土日は高いので、平日に有給を取って行くことをオススメします。
実際に体験した感想をこちらの記事にまとめています。
子連れでも”夫婦が”楽しめる「リゾナーレ熱海」

リゾナーレは熱海にもあります。
こちらも子どもにも夫婦にも優しいリゾートです。
こんなツリーハウスがあったり


リゾナーレはどこも託児サービスが素晴らしくて、子どもを預かってくれるだけじゃなく、食事も与えてくれます。
なので、子どもを託児に預けて、夫婦だけでディナーを楽しんだりできちゃうんです。
最高じゃないですか?

100平米を超える部屋で三世代で楽しむプランとか、もう家族旅行を分かってますよねー。
おじいちゃんおばあちゃんに孫を預けて、夫婦でゆっくり過ごしたりもできちゃいます。

子連れでも”夫婦が”楽しめる「リゾナーレトマム」

北海道にもリゾナーレはあります。
ここは雲海テラスという、雲の上のテラスが有名です。
すごい景色ですよね。

まるで空の上に浮かんでいるみたい・・・
これこそ「非日常」ですよね。

北海道ですから、食事も美味しい海鮮料理がたっぷり!

そして、このリゾナーレトマムも託児サービスが充実しています。

30分1200円で昼食や夕食や離乳食もあげてもらうことができます。
2ヶ月から6歳の子どもを預けられます。
それから、リゾナーレすべての施設にあるのがBooks & Cafeという、コーヒーと本を楽しむことができる大人のための本屋です。
リゾナーレトマムはコーヒーが無料で飲み放題です。

子どもを託児に預けて、夫婦二人でゆっくりとディナーを楽しんだり、Books & Cafeでゆっくりくつろいだり
夫婦が「男」と「女」に戻れるためのサービスがたくさん用意されています。
リゾナーレ八ヶ岳は実際に行きましたが、最高でしたね。
もう、他に言葉が見つからないくらい最高の体験でした。
心からゆったりとした時間を過ごすことができました。
2〜3ヶ月の新生児と、双子の4歳男児を連れていても、こんなに楽しめるんですから、子どもが一人や二人ならもっと楽しめると思いますよ。
子連れでも”夫婦が”楽しめる「貸別荘」

それから、意外に穴場なのが「貸別荘」です。
山梨や栃木の別荘をひと家族で貸しきれて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
だいたい、貸別荘って山の中とかにあるので、どんなに子どもが大声で叫ぼうがなにしようが気にしなくて済むのが最高です。
食事は自分で用意しなければならないですが、その手間を差し引いてもいく価値はあります。
ぼくは会社の福利厚生で貸別荘を使ったことがありましたが、旅館とは違う良さがあるんですよ。
旅館は布団の用意とか食事の用意とかしてくれますが、他の宿泊客もたくさんいるので、子どもたちが迷惑かけないかなっていつもハラハラしちゃうんですよね。
でも、貸別荘には自分たち以外は誰もいないので、そこの心配はまったくなにも要らないんです。
貸別荘情報のまとめサイトをいくつか貼っておきます。
今度、この「貸別荘Ryu no Mori」というところに行ってみようと思います。
まとめ
育休を取るまで、妻が旅行に行きたいと行ってもあまり乗り気ではなかったですが、育休を取ってみて、やっと妻の気持ちが分かりました。
その時の気持ちはこの記事に書きました。

24時間毎日、子どもの世話に明け暮れていると、どんどん疲れがたまっていって、ここから逃げ出したくなるんです。
仕事しないで子どもの世話をしているだけって思う人もいますけど、「それだけ」で十分に大変なんですよ。
心と体がどんどんすり減っていくんです。
子どもが生まれるというのは、とても幸せなことですけど、それは「自由」や「自主性」がなくなることでもあるんです。
自由や自主性がなくなると、「自分が自分らしく生きている」という実感が感じにくくなるんです。
そして、夫婦の自由もなくなり、夫婦関係も悪化していきます。
だからこそ、「ここではないどこか」に妻を連れていくことが大事なんです。
妻が疲れているとか言わなくても、最低でも2〜3ヶ月に一回は旅行に行くと夫婦関係もよくなりますよ。
早く予約しないと予約が埋まってしまうので、最低でも3ヶ月前には予約をしておいた方がいいです。
ぜひ、時間を見つけて、奥さんとどこに行こうか相談してみてください。
夫婦関係がきっと良くなります。
ちなみに、いままでのぼくのセックスレス解消を振り返って、産後の妻とのセックスレス解消理論をnoteにまとめてみました。
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