うちの子どもたちは毎晩寝る前に絵本を読んでいます。
双子なのでそれぞれ2冊。
ほぼ毎日なので、年間だと730冊に及びます。
今回は子どもたちが3歳の時に気に入った絵本をご紹介しようと思います。
3歳のお子さんがいて、読んであげる絵本に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
せいぎのみかた ワンダーマンの巻
テレビで見るヒーローって、悪者をエイヤーってやっつけてるけど
このワンダーマンはそんなことはしない。
「ワンダーマンキッーク!!」
と思いきや
「キッース!」
をして怪獣をおとなしくさせる愛と平和の戦士なんです。
なんのこっちゃと思うけど、テレビに流れる暴力だらけの戦隊モノなどの子ども向け番組へのアンチテーゼ的な絵本です。
悪者やっつけるのに暴力ってどうなのよ?
という素朴な疑問を感じていたぼくとしても、子どもたちとしても、ワンダーマンぼ価値観にびっくりしていました。
しばらく、双子はケンカしていませんでしたが、忘れた頃にケンカしてましたね。。。
でも、「戦争はよくない」「暴力はよくない」って大人たちが言いながら、子どもに見せる番組が暴力だらけってどうなの?
暴力で全部解決できるの?
そんなモヤモヤを抱えているならば、この絵本はおすすめです。
子どもに新しい価値観を覚えさせることができますよ。
ギルガメシュ王ものがたり
3歳の終わりくらいからやっと読めるようになってきました。
この絵本の原作は、5,000年以上前のメソポタミアの粘土板に書かれていた「ギルガメシュ叙事詩」というお話です。
5,000年以上前の世界最古のものがたりです。
ストーリーは難しいものではなく、冷酷なギルガメシュ王がエンキドゥという人間と出会い、戦い、親友になることで良き王になるというものです。
単純なストーリーですが、描かれるイラストがすごく素敵なんですよ。
作者のルドミラ・ゼーマンは実際に博物館に行き、当時のメソポタミアの資料を見ながらこの絵本を作りました。
当時のメソポタミア文化も楽しむながら読むことができます。




よく見ると、ものすごい細かいところまできちんと描いている。

小学生になっても読める本なので、長く楽しめますよ。
こんとあき
これも子どもたちが気に入って、ついにおばあちゃんが買ってくれました。
これはですね、ぼくは読んでいると胸が詰まって泣いてしまうんですよ。
それくらい親心にグッとくる絵本なんですよ。
大好きなきつねのぬいぐるみの「こん」が古くなってきたので、「さきゅうまち」に住むおばあちゃんに直してもらいに
こんと、こんの持ち主の「あき」が一緒に電車に乗って小旅行に出かける物語です。
この「こん」というぬいぐるみは「あき」が生まれたときからずっと一緒なんですよ。

この絵本を読んでいくと、まるで自分が「こん」になって「あき」の面倒を見ているような気持ちになっていくんですよね。


小さなあきがこんと一緒に電車に乗るシーンなんて、見ているだけでハラハラします・・・

さきゅうまちに着いたはいいけど、こんが犬にさらわれたり!


あきって子はしっかりしているんですよね。
こんをおぶって道の分からないまま、おばあちゃんちを目指します。

おばあちゃんちたどり着くシーンでは、毎回ぼくは涙ぐんでしまいます・・・

子どもの成長を追体験して、親が感動してしまう絵本ですね。
うちの子はこんが電車に乗り遅れそうになるシーンでは
「急いで!急いで!」
と、すごい感情移入してくれます。
なんども読んで欲しいと言われる絵本の1つですね。
はらぺこあおむし
紹介がいらないくらい有名な絵本ですね。
これはほんとに気に入ってくれて、2歳くらいの時に買いましたが3歳の時が一番読んで欲しいとせがまれましたね。
色あいがすごく素敵なんですよね。
しかも、ストーリーのテンポがよくてどんどん子どもたちがお話を覚えてくれます。




この絵本には穴が空いていたり、ページのサイズが違ったりしていて、印刷会社としてはとっても作りづらい絵本なんです。
なので、作者のエリック・カールさんはアメリカの印刷会社に印刷を断られてしまったんです。
だけど、日本の印刷会社がやると言ってくれて、最初の初版の絵本には「Printed in Japan」と書いてあったそうです。
ちなみに、うちの子たちは「3歳男の子向け「買ってよかった!もらってよかった!」おもちゃまとめ!」でも紹介した「はらぺこあおむしかるた」も大好きで、これでひらがなの読み方をちょっとずつ覚えました。

色彩が豊かで、イラストも癖があるようで実はとってもわかりやすいです。
飽きがこない素敵な絵本ですね。
6つの色
子どもたちが2歳くらいのときから、「色」に興味を持ち始めたので買ってみました。
そうしたらこれが大ヒット!
ずっと、永遠に、一年中というくらい読んでいますした。
3歳の前半はほぼ毎日読んでいたと思います。
それくらいハマりました。
なにがいいかというとこの3つのポイントですね。
・ストーリーが繰り返しになっている
・ある色とある色が混ざると何色になる?というなぞなぞ式
・子どもが好きなうんちネタがある
「あか」と「あお」と「きいろ」の色が最初に出てきます。

これらの色は、厳密には「シアン(青)」「マゼンタ(赤)」「イエロー(黄)」と呼ばれる色です。
これらの色が混ざり合って色々な色になるのですが、真っ赤な「赤」ではおかしな色になってしまうので、ピンクのように見えるマゼンタをこの絵本では赤と呼んでいます。
青と黄色をヘビが飲み込みます。

お腹の中で色が合わさって「緑色」になります。

このように「色の掛け合わせ」によって色が変化することを感覚的に学べます。
ここで言う青と言うのは厳密には「シアン」と呼ばれる色です。
シアン100%とイエロー100%のインクを混ぜると緑色になるわけです。
ぽろんと「緑色のうんち」が出てきて子どもたち大喜びです笑

次に赤と青を食べます。
厳密には、マゼンタ(赤)とシアン(青)という色です。

このように、赤と青を混ぜると紫になります。

なぜ、赤がピンク色のような「マゼンタ」と呼ばれる色で表現されているかと言うと
真っ赤な色を混ぜると、すごいドス黒い紫色になるんですよ。
この絵本の印刷はオフセット印刷と呼ばれる印刷方法で印刷しています。
小さな赤と青の点々が印刷されていて、その点々は目に見えないくらい小さいです。
その小さな転々の集合(マゼンタとシアンの点々が混ざった状態)が、目の錯覚によって紫に見えるのです。
この絵本では印刷の都合上、キレイな紫色にするために、ピンク色のようなマゼンタを赤と呼んでいます。
ぽろんと紫色のうんちが出て、ここでも子どもたちが大喜び笑

次に黄色と赤ですね。

黄色と赤が混ざって・・・

ぽろんとオレンジ色(だいだい色)のうんちが出て、また子どもたちが大喜びです笑

うちの子たちはもともと色とかお絵かきが好きなせいか、4歳になる今は絵の具でいろんな色を混ぜて遊ぶのが好きです。


3歳の時にやたら読んだこの本の影響かもしれませんね。
ふたごのこぶた ブブとププ
うちの子たちが双子ということもあって、この絵本もお気に入りでした。
ブブとププという双子の子ブタがマーケットに買い物に行って、好きなお菓子を食べたり、お母さんにお土産を買ってあげたりする優しいお話です。
兄弟に対する思いやりやお母さんへの優しい気持ちが育まれる絵本ですね。
この絵本を読むと、いっつもケンカばかりの双子がちょとだけ優しくなります笑
すぐ元に戻りますけどね笑
イラストも可愛いんですよね。

仲良しな双子さん。

プリントをあえてかすれたように見せるデザインになっています。
カバンの青と赤のところが印刷がかすれたように見えますよね?

これは印刷不良じゃなくて、デザインにあらかじめこういったカスレ加工をほどこしているんです。
この加工のおかげで、この絵本は親しみやすい暖かみのあるものになっています。

賑やかなマーケット。色彩や文字やキャラの描き方がとってもセンスがあって、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。

ケンカをしても・・・

最後には仲直り!


読んでいて楽しい気持ちになる絵本ですよ。
デザインセンスがとってもある素敵な絵本です。
オオカミさん、いまなんじ?
お寝坊のおおかみさんがいろいろな動物に起されるのだけど、なかなか起きなくて最後はおおかみさんの誕生日をサプライズでみんなでお祝いするというお話です。
この絵本をうちの子が気に入った理由は、言葉の繰り返しです。
「おおかみさん、いまなんじ?」
と、色々な動物がかわるがわるおおかみさんに質問します。
その言葉の繰り返しが気に入ったようで、しばらくうちの子たちも
「おおかみさん、いまなんじ?」
と、ぼくや妻に聞いてくるようになりました。
思えば、この頃から時計や時間という概念に興味を持つようになりました。
まだまだ、時計の見方を覚えるには早いけど、ちょっとずつ教えていきたいなという場合にはそのとっかかりになる絵本ですね。
3歳の早い段階から飽きずに読むことができますよ。
どうぶつえんのおふろやさん
動物園の園長さんが動物園の中にある露店風呂に入っていると、たくさんの動物がお風呂に入ってきて


最後には大きなゾウさんもやってきて、みんなでゾウさんの鼻で滑り台をして遊んだりして楽しみます。





そして、最後はなんと、お風呂自体が立ち上がって動物園から帰っていくという

そんな大人の想像を大きく超えた絵本です。

風呂が動くんかい!とびっくりしましたね笑
子どもたちはゾウさんが大好きなので、ゾウさんの鼻で滑り台をするシーンや、お風呂がグラグラと動くシーンでは大喜びしてくれます。
おふろにいれて
これもお風呂の話ですね。
3歳の頃はお風呂の話をやたら好んで読んでましたねー。
お風呂に入っていると、犬や猫が入ってきて、そして最後にはオバケが入ってきて
オバケがお風呂を魔法?で大きくして、みんなで仲良く一緒にお風呂に入りましたというお話です。
この絵本も繰り返しになっていて
犬や猫やオバケがお風呂に入ってくるときに、まず影絵が映るんですね。
そして、その後にワンちゃんでしたー!ネコでしたー!
とかなるんですが、その繰り返しが気に入ったようで、なんども自分で先回りして、「これはワンワン!」とか「これはネコだよ!」とか予想して楽しんでいました。
やはり、繰り返しのフレーズやストーリーがあるものを子どもは好みますね。
古い絵本ですが、子どもが喜んでお話を聞いてくれるのでおすすめの絵本です。
だるまちゃんとかみなりちゃん
これを昔からある絵本で、うちにあるこの絵本は妻が子どもの頃に読んでいた絵本です。
でも、うちの子達はこの絵本が大好きで、4歳の今でも読んで欲しいとせがまれるほどです。
ストーリーがポンポンポンとテンポよく進んでいくので、読んでいて気持ちがいいんですよね。
空から変なもの(浮き輪)とかみなりちゃんが落ちてきて


木に引っかかった浮き輪を取るために色々考えます。

浮き輪を取るためのこの行動が「順番」になっていることを、このイラストを見ながら子どもたちは理解しました。

今までは、「ダルマさんがたくさんいる」とか言っていたのですが、これらがダルマさんが順番に行った行動であって
時間の流れを表しているということを、この一連の流れの中で理解ができたようです。








昔からある絵本なので、イラストのタッチは古いですが、今の時代でも十分い子どもたちが楽しめる内容になっています。
シリーズ化されているので、子どもが気に入ったら他の絵本を読んであげてもいいと思います。
まとめ
基本的に子どもたちは
「繰り返し」と「テンポの良さ」と「デザインの良さ」
この3つが揃った絵本を好んでいるようです。
特に同じ言葉が繰り返し使われている絵本は、言葉を覚えやすくなるのでおすすめです。
3歳児向けの絵本を選ぶときに参考になると嬉しいです。
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ちなみに3歳児向けのおすすめおもちゃも「3歳男の子向け「買ってよかった!もらってよかった!」おもちゃまとめ!」にまとめましたので、合わせてどうぞ!
