保育園や幼稚園にお子さんを預けていないママさんは、一日中ずーっと言葉も満足に通じない幼児と一緒にいます。
一度も体験したことのない人間には絶対に分からないでしょうが、こんな日が何日も続くと気が狂いそうになります。
子供は確かにかわいいです。
誰よりも世界中の誰よりもかわいいです。
でも、それとこれとは別の話です。
育児の大変さが子供の可愛さだけで乗り切れるなら、自分の子供を殺す親は出てこないでしょう。
2005年のデータですが、1年間で5歳未満の子供が77人殺害されています。
犯人の9割は母親です。
(出典元:http://kangaeru.s59.xrea.com/G-baby.htm)
子供の首を締めたくなった。
ベランダから放り投げたくなった。
などなど、育児の本音話をしているとこういった話はよくでてきます。
睡眠不足、栄養不足、働いていないことによる社会からの疎外感。
育児中の母親に必要なのは、1人だけの時間です。
子供から離れて一人だけの時間を数時間だけでも過ごす。
そのためにはパパさんの助けが絶対に必要です。
奥さんは土日の内、半日だけでもいいので、1人でおでかけさせてあげてください。
そうすれば、奥さんの笑顔が戻り、子供への対応も優しくなり、夫であるあなたへの対応も優しくなります。
家庭円満のためにはママさんが笑顔でいることが一番重要だと思います。
母親の感情に子供は敏感ですし、妻が不機嫌だと夫も辛くなります。
ママさんが、奥さんが、妻が笑顔でいるためにはパパさんのサポートが絶対に必要です。
どうか、少しだけでも1人でいられる時間を作ってあげてください。
我が家も何回か実施していますが、そのたびに妻が元気になります。
そして、それとは別に夫婦二人だけの時間を一日1時間でもいいので作ろうとしています。
子供の寝かしつけなどでなかなか継続は難しいのですが、夫婦のコミュニケーションが減ってくると、忙しい育児に追われて2人の距離がどんどんと広がってしまいます。
妊娠、出産、子育てのフェーズを進むにつれて、お互いへの必要な接し方や役割が変わってきます。
いつまでも子供がいなかった二人だけの時の気持ちでいて、その時と同じものを相手に求めていては、夫婦生活は破綻します。
関係性や役割が変化しても、お互いへの気持ちは変わらないことを、態度や言葉で示す必要があります。
愛するための「努力」は必要だと僕は思っています。
「努力」もしたくないならば、きっと別れたほうがいいでしょう。
夫婦には向いていない2人だったのでしょう。
きっと遅かれ早かれ別れることになると思います。
努力といってもたいしたことではありません。
元気?今日は何があったの?
などと問いかけをして話を聞いてあげるだけでもいいのです。
そして、たまには奥さん一人だけの時間を作ってあげてください。