「パパは脳科学者」を読んでいるのですが、非常に面白くためになることが多いです。
今回は早期教育に触れられている部分についてご紹介(本の内容の簡単なまとめ)したいと思います。
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IQテストは下記の3点を測る検査です。
・論理力
・言語力
・熱意
「熱意」を持って、「論理的」に物事を考え、それを「伝える」
どれが欠けてもいけない大事な要素です。
ですが、この3要素で「論理力」が最も軽視されています。
親は幼児に対して絵本の読み聞かせをしたり(言語力)、がんばるよう励ましたり(熱意)しますが、計算や図形の考え方を授ける頻度は少ないと思います。
心当たりありますよね?
数学や物理に関係した玩具や絵本も、まだまだマイナーです。
しかし、早期教育で重視したいのは、小学校で習うような計算や漢字を、いち早く教え込むことではありません。
いずれ小学校で習いますし、早く教えてもその効果は一過性であり、親の自己満足です。
むしろ、幼少時にこそ習得すべきものがあります。
それは以下のような「考える力」です。
・自然や実物に触れる「五感体験」
・忍耐力
・物事を不思議に思う「疑問力」や「知識欲」
・筋道を立てて考える「論理力」
・未来や他人の心の内などの見えないものを理解する「推察力」
・適切に判断する「対処力」
・多角的な解釈を可能にする「柔軟性」
・人の考えに耳を傾ける「疎通力」
これら「考える力」はその後の成長を後押しする底力になるはずです。
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ここまで本の内容です。
では、現実的にこれらをどう実行していくかですよね。。。
著者は子供がいたずらをしたい言う事をいかない時は
「○○をしていいんだっけ?それはいいこと?悪いこと」
と子供に問いかけるそうです。
そうすることで、子供が自分で何が良くて何が悪いかを考えるようになるそうです。
そして、「こうしなさい」という時は否定形ではなく肯定系の言葉を使うとのことです。
「歯を磨かないで寝ちゃダメだよ」
ではなく
「歯を磨いてから寝よう」
という風に。
言葉や表現に気を使う意図は
「我慢することはイヤなことではない」
という雰囲気をじっくり作り、当人の自制心を通じて「積極的に我慢する」ように導くことが大切だからとのことです。
なかなか根気がいりそうですが。。。。
しばらく試してみよと思います。
その他にも父親目線での役立つ情報がたくさんあるので、育児好きな男性、育児に悩んでいる男性には、この本はおすすめです。
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