その子が何に向いているか、何が得意か。
それは、50%は遺伝子で決まります。
ということは後々の教育によって、得意分野を築くよりも、何に向いているかを親がいち早く察知し、それをサポートするべきだと思います。
子供が興味を持つものに注視し、その分野の教育を始めるのです。
好きなものなら努力とは思いません。
辛くもありません。
そして、夢中になって続けているうちに、いつの間にかそれが得意で好きなものになっているのです。
タイガー・マザーという本がちょっと前に流行りました。
中国系アメリカ人の母親(名門エール大学の教授)が2人の娘にスパルタ教育を施した実話の物語です。
1人の娘は14歳でカーネギーホールでバイオリンを演奏するほどの神童になりました。
しかし、友達の家に外泊してはいけない、体育と演劇以外はA以外の成績を取ってはいけない、テレビを見てはいけない、ゲームをやってはいけないなど、かなり厳しい家庭ルールがあり、旅行に行っても観光よりも演奏の練習をしていたそうです。
その結果、娘は母親に反旗を翻し、バイオリンを辞め、自分が選んだテニスを始めます。
親から強制するのではなく、子供が望むものをやらせるべきという、いい教訓だと思います。
そして、子供が何をやりたいか、何が好きかを、親は見抜く必要があります。
そして、その子供が好きな対象をバカにせずに大切にしてあげてください。
虫が好きなら大人用の昆虫図鑑を買ってあげてください。
車が好きならディーラーに行って、車を一緒に試乗しましょう。
自動車カタログをいっぱいあげましょう。
絵が好きなら、家の壁に黒板シートなどを貼って、自由にお絵かきをさせてあげましょう。
今はただの遊びですが、それがいつか仕事に繋がる時がやってきます。
逆に、そういった熱中するものを見つけて、大切にサポートしてあげないと、代替可能な価値の低い人材になってしまいます。
子供が将来困らないように(大人の世界で言う市場価値の高い人材に)したいのなら、親が勝手に決めた習い事をさせるのではなく、子供の興味の赴くまま、様々なことにチャレンジさせ、その子にとって、最も大切なこと(好きなこと)を探す手伝いをしてあげてください。
そして、その好きなことを成長させられるよう、大事にサポートしてあげてください。