結婚前、結婚後、出産後、それぞれのフェーズで夫婦関係は変わっていきます。
その変わり続ける夫婦関係関係とうまく付き合っていかないと、夫婦は破綻します。
結婚前は将来のことなんてたいして考えていませんから、自分のことを中心に考えても問題にはなりません。
結婚後は結婚前のドキドキが段々となくなります。
将来のことなどを話し合って、こんな家に住みたいなとか、こんな部屋にしたいねなんて、まだ夢を見ていられる時期です。
子供もいないのでお金もある程度自由に使えますし、将来に関してそこまで真剣に考えておらず、ふわっとした未来予想図を描いているだけの状態です。
ただ、結婚したからと言って、結婚前に行なっていたサプライズやプレゼントなどを一気にやめてしまうと関係性はグッと悪くなります。
相手が何を望んでいるのか?
どうして欲しいのか?
を探らないと、結婚前なら簡単に片付いた問題もあとを引くようになります。(結婚前はドキドキ効果で問題はあとを引きません)
段々と変化する奥さんの望みに敏感になる必要がある時期です。
出産までも時間がかかるケースがあります。
4人に1人は流産をする時代です。
僕の周りでも流産を経験した女性は多いです。
簡単に子供はできないんです。
望んでもなかなか子供ができず、できてもお腹の中で育たず流産となる。
奥さんの今までの人生で最も悲しい体験になります。
そこできちんと寄り添ってあげてください。
あなたには絶対に『理解』も『体験』もできない、とてつもない悲しみの中にいるのです。
ただ寄り添うだけでいいんです。
そして、無事出産したら。。。
ここからが大変です。
生活は全てが子供中心で回ります。
奥さんの中であなた(パパ)の順位は最下位になります。
家庭内カーストの一番下です。
あなたはもう、誰かに気にかけてもらえる立場にいないのです。
あなたは、あなた以外の全員を気にかける立場になったのです。
でも、めげずに奥さんを最大限サポートしてあげてください。
やったつもりになっていても、きっと不十分です。
奥さんが何をしてもらいたがっているか、どこまでやって欲しがってもらっているかを察知して先回りして動くのです。
時には、やらんでいいことをやって怒られるときもあります。
それでも不貞腐れずに、自分を『使えないバイト』だと自ら認識し、何をして欲しいかを奥さんに聞くのです。
この時期のアクションをおろそかにするといずれ離婚します。
破綻した夫婦を見ると、だいたいこのタイミングで旦那さんが奥さんをきちんとサポートしていません。
相手(奥さん)に感謝を求めてはいけません。
自分はこれをやりたいからやっているのだと思えるまで、奥さんをサポートしてください。
そうすれば、いずれ相手からの承認を求める気持ちは段々となくなっていきます。
奥さんを愛しているならできるはずです。
いつまでも自分のことを可愛がってる人間はパパ失格です。
あなたは誰かに可愛がられる存在ではなくなったのです。
あなたは家族をケアする立場になったのです。
家族の幸せがあなたにとっての見返りです。
奥さんのことをきちんと女性として扱ってください。
普段から服装や髪型を褒めるようにし、奥さんがいかに素敵かを伝えてください。
そして、パパもカッコいい男でい続けてください。
お腹の出た情けない中年パパに成り下がらないでください。
それはあなたの自尊心を損ない、自分に満足できていないあなたは家族にも優しく接することができないでしょう。
出産後は、奥さんを全力でサポートし、女性としてきちんと扱い、あなたはいつまでも(あなたの奥さんが惚れた)カッコいい男でいる努力を続けてください。
それが出産後の夫婦関係を改善させる方法です。
もっと言うと、『与えることは、与えられること』なのです。
あなたが配偶者を全力でケアすること(与えること)を、見返りを求めることなくできるのなら、あなたはその配偶者を愛しているということになります。
『与えた喜びを感じられること』が『愛』なのです。