母親はオキシトシンというホルモンの影響で、出産後すぐに子供に愛着が湧くようになり、母だという自覚がすぐに生まれます。
でも父親は母親と同じレベルのオキシトシンは出ません。
子供の世話を毎日きちんとやり続けないと、オキシトシンは分泌されず、いつまで経っても父だという自覚が生まれないのです。
育児をやらないから(オキシトシンが分泌されず)子供に(母親程)愛着が湧かず、余計育児をやらないようになり、妻から育児に参加してと言われ、不慣れな対応を取ると妻から怒られ、余計育児から離れていき、夫婦の距離もどんどん離れていくのです。
だったら、どうすればいいのか?
妻からゴチャゴチャ言われない環境で育児を一人で頑張るのです。
つまり、妻には半日から1日外出してもらい、自分一人で家事育児を行うのです。
過去記事で妻のおひとりさま時間の重要性というのも書いてます。
ママにとっての「おひとりさま時間」の重要性 – futagopapaの日記
はじめは気が狂いそうになるかもですが、仕事と同じで、人は修羅場をくぐればくぐるほど成長するのです。
あなた(夫)には修羅場経験が足りなかったのです。
定期的な「妻のおひとりさま時間時間」(つまり、「パパの子供と二人っきり時間」)を通して、夫は育児に慣れていき、回数を重ねるほどにオキシトシンが分泌され、父親としての自覚が育っていきます。
*うちのように双子や兄弟がいる場合は「子供達と一緒時間」
そしてやがて、通常の生活の中でも育児を行うようになっていきます。
自分でも気付かないような自然な流れで、いつのまにか当たり前に育児をやっているようになると思います。
(もしまだそうならないなら、ママのお一人外出時間が足りないのでしょう)
1つだけ注意ですが、パパは「ママのおひとりさま時間」の最中に、育児のキャパオーバーで妻に「帰ってきてくれ連絡」を取りたくなるかもしれません。
子供の命が関わっているなら別ですが、それは押してはいけない核兵器ボタンのようなものだと思っていてください。
あなたは依頼された仕事が難しくて、既に帰宅した上司に「一人で仕事ができないので会社に戻ってきてください」とでも言うのですか?
仕事だって自分のキャパをちょっと超えたくらいのものをこなしていかないと成長できません。
育児だって同じです。
自分のキャパを超えたレベルのものに挑戦していかないと育児レベルは上げられず、父親としてのレベルも上がらず、夫婦間の距離は日増しに離れていき、いずれ夫婦生活は破綻するでしょう。
「自分一人で子供の面倒を見ていたけど、もう限界で妻に助けて欲しくて、帰ってきてくれと連絡するだけだろ?」
と思われるかもしれませんが、その先には夫婦生活の破綻が待っているのです。
一度頑張れれば二度目はもっと楽にこなせるようになります。
だいじょうぶ。
世の中のお母さんたちは「それ」(子供と二人っきり時間)を毎日やっているんです。
あなたにできないわけないじゃないですか?
難しいと思うなら経験が足りないんです。
もっともっと場数を踏みましょう。
ママさんたちは、もっともっと「おひとりさま時間」を持ちましょう。
世のパパさんたちは(パパになりたいのなら)、もっともっと「子供と二人っきり時間」を作りましょう。