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小学生4年か5年生の頃に、父親と息子が二人で参加する親子キャンプというものに、父と参加したことがあります。
今でも、その時の思い出をよーく覚えています。
竹林に生えている竹をノコギリで切り倒し、その竹で茶碗やお箸を作り、魚を自分たちでさばいて、焚き火で焼いて、飯盒炊飯でご飯を炊いて。。。
この頃の僕は、父はなんでもできるスーパーマンのように思っていたのですが、本格的なキャンプに父も戸惑ったようで、2人でどうしようこうしようと話し合いながら、なんとか夕飯を作ることができました。
他の参加者の父親の中には、子供に高圧的な態度を取っている父親もいましたが、僕の父親は全くそんなことがなく、2人は自然と協力しながら、慣れない手つきで飯盒でご飯を研いだら、魚をさばいたりしていました。
父にもできないことがあるんだ。
と、子どもの僕は驚いたのを覚えています。
そして、父と一緒に、まさに同じ立場で「何かをつくる」という作業が、なによりも嬉しかったんです。
あれから何十年も経ちますが、今でもあの日のことははっきりと思い出すことができます。
父とのいい思い出は他にもありますが、「父と同じ立場で何かを一緒にやった。」この経験に勝る思い出はありません。
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