こないだ、保育園で双子(3歳半)の一人が友達におもちゃを「かーしーて」と言っても貸してくれず、その友達は怒っておもちゃをいっぱい持って、走って逃げてしまったそうです。
うちの子はお友達がおもちゃを貸してくれなくて、しかも走って逃げられてしまったのが悲しくて、泣き出してしまったようです。
それを見た双子の一人が、「すとっぷー!」と言って両手を広げ、逃げ出した子を捕まえようとしたり
「いいこ、いいこ」と言って、泣き止まない兄弟をなだめたり
保育園の他のお友達が、泣き出したうちの子におもちゃをたくさん貸してくれたり
そんなはなしを、まだおしゃべりがおぼつかない3歳半の双子が、妻に話してくれたようです。
それを聞いた妻が、「その子が明日も怒ってたらどうしようか?」と双子に問いかけると
「ニコニコする!」と双子は答えたそうです。
「みんなでニコニコする!」と。
それを聞いた妻は泣いてしまったそうです。
シンプルなんだなって。
本当の答えはシンプルなものなんだなって。
思い悩むことが大人も色々あるけれど、実は答えはとってもシンプルなもので、それを子供から教えられたと。
でも、僕は双子がケンカした後に、妻が二人に「ニコニコでしょ?仲良しさんしましょ。」と満面の笑顔を作りながら、双子に諭している姿を何度も見ていました。
きっと双子は、自分たちの母の教えが心に刻まれていて、同じような状況になった今回、自然と解決方法が出てきたのだと思います。
つくづく、育児というかしつけは根気がいるものですが、子供達にはしっかりと伝わっているんだなと思いました。
同じことを何回言わせるのと、妻も嫌になったことが何度もあると思うのですが、妻の言葉の意味はしっかりと子供達に伝わっていたようです。