僕は本が好きで、子供にも絵本をたくさん読んであげてるんですが、物語のもつ力って強いなーと思うことがよくあります。
僕は小さい頃ナルニア国物語という本をよく読んでいました。
母がこの本が好きだったようで、物心ついた時には既に家に置いてありました。
小学生の何年生か忘れましたけど、いつのまにかその本をよく読むようになっていました。
ナルニア国物語の主人公は4人の兄弟姉妹なんですが、1人だけ性格の悪い弟がいるんです。
物語が進むにつれて、兄弟姉妹4人は力を合わせて自分たちの運命に立ち向かっていくんですが
兄弟姉妹の大切さとか、ナルニア国物語では半獣半人の異形の動物たちがたくさん出てくるんですけども、そういった存在を通して、偏見や差別を持たないことの重要性などを物語を通じて教えられた気がしています。
チョコレートドーナツという映画がありまして、この映画はゲイのカップルがダウン症の男の子を引き取って育てると言う話です。
端から見たらとんでもない話だと思うんですが、これはそういう偏見や差別というのがいかに醜くて意味のないものか、そしてそういった偏見や差別が多く人々を不幸にしていると言うことを学べる奥の深い映画です。
こういった映画を見るようになったのも、ナルニア国物語を子供の頃に何度も何度も読んだ影響かなと思っています。
今でもそういった作品の影響なのか、偏見や差別の意識は自分は薄い方だと思っています。
うちの子供達も大好きな映画カーズでは、主人公のマックィーンが事故を起こした他の車を後ろから押してゴールまでまで導いてあげると言うシーンがあるんですか、うちの子供たちはそれの影響なのか
ある日、公園で他の子供たちと一緒にちっちゃい子供向けの乗り物に乗って遊んでる時に、なかなか前に進まない男の子の後ろから、乗り物を押してあげたことがありまして
その時に、あの時のカーズの物語が彼らの心の中にしっかりと伝わってるんだなぁってしみじみ思いました。
子供たちに何気なく与えているそういったアニメなどのコンテンツって、親が思ってる以上に子供たちの心中に入っていて、それが彼らの行動を作り上げていくんだなって思います。
戦隊モノのようなアクションエンターテインメントもいいと思うんですけども、そういった僕にとってのナルニア国物語のような、今の彼らにとってのカーズ のような、人生において大切なものを与えてくれるような、そういったヒントをくれるコンテンツをちょっとでもいいから探して、彼らに与えていきたいなと思います。
今のところで言うと、映画ならカーズ やトイストーリー、絵本ならギルガメシュ王物語、その辺がいい作品だなって思っています。
もっともっと開拓していこうと思います。