台湾では独立書店が流行っているそうようですね。
この記事の内容をちょっとだけご紹介しようと思います。
【カルチャー】なぜ本離れなのに「独立書店」が激増しているのか
日本だとチェーンの書店ばかりで独立書店ってあまり見ないですよね。
※NewsPicsから画像を引用
店内のインテリアや照明までオーナーがこだわったつくりになっていて、中には日本統治時代に酒造工場だったところをリノベーションしてアートやショップやイベントのスペースにしているところもあるようです。
「華山1914文創園区」
これがそうですね。
NAVERまとめでも記事がありますね。
これを見ると雰囲気が分かるかも。
台湾の赤レンガ倉庫!!『華山1914文創園区』がとってもステキ♡ᵕ̈*⑅୨୧ – NAVER まとめ
かっこいい名前ですね、文化を創るという意味なのかな。
ここに入っている「青鳥書店」という書店も独立書店で、様々なイベント(今風な言い方ならサロン)を行っており、2017年だけで132回もサロンを開き、その全てがネット配信されたそうです。
青鳥書店のオーナーさん
※NewsPicsから画像を引用
台湾の「知の拠点」ですね。
台湾でなぜこんなに独立書店が流行っているかというと、まず中華圏での唯一と言っていいほど「発言の自由」がある国だからだそうです。
中国では今でも国の方針に反対するような本は出版できないですし、比較的自由なイメージのある香港も、中国にとって都合の悪い本を置いているという理由だけで書店のオーナーが政府に拉致されたそうです。。。
そんな中で、台湾は唯一発言の自由がある国ということで、中華圏の出版関係は台湾に集中し始めているそうです。
もう一つの理由は、「小確幸(しょうかっこう)」というキーフレーズにあります。
これは「小さくても確かな幸せ」という意味で、村上春樹さんの小説「うずまき猫のみつけかた」に出てくる単語です。
彼の造語なのかな?
台湾の20代30代の若い世代にこの言葉が刺さったようで、ガムシャラに金儲けをするために生きるのではなく、小さくてもいいから自分らしい生活を送ることで幸せを感じたいという考えが広まっているようです。
あと、台湾は個人の開業がしやすいらしいですね。若い子が道にどんどん喫茶店を出せちゃうそうです。法規制が緩いと何かで読んだ記憶があります。
この「小さくても確かな幸せ」って人それぞれですよね。
たくさんお金儲けることを嫌うという意味だけでとらえるのでじゃなくて、「自分が確かな幸せを感じられる生き方」という意味でとらえると、自分の人生にも応用できるなーと思います。
生き方とか仕事とかをどうするかって、人は自分が知っている範囲の中の、ごくごく狭い世界の中から選んでいるんですよね。
知らないことは選ぶことができないんです。
なぜなら知らないから。
そんな世界があることを知らないから。
もっともっと人生の幅を広げることによって、新しい生き方の選択肢が増えてくると思います。
そのためにも「知識」というものは大事だなーと、歳を重ねるごとに感じています。
日本でもこういう独立書店が増えるといいですね。