子供がいるとお金がかかりますよね。
昔のように気軽に旅行に行ったり、美味しいものを食べにいったりもなかなかできません。
住宅ローン、マイカーローン、生命保険、学費、習い事費用などなど。
お金がもっとあればなーって思う時ありますよね。
じゃあ、一体いくらあれば足りるのでしょうか?
いくらあれば、たまに贅沢をしたり、欲しいものを買ったりできるのでしょうか?
一体いくらあれば、家族みんなが幸せを感じて暮らせるのでしょうか?
日本では年収800万円を越えると、それ以上稼いでも幸福の感じ方が変わらないと言われています。
一杯目のビールは美味しいけど、何杯も飲んでも一杯目の美味しさにはかなわないですよね。
あれと同じで、いくら稼いでも年収800万円以上になると幸福の感じ方はもう変わらなくなるそうです。
でも、これは一人あたりの年収です。
家族の場合は世帯の年収が1500万円だそうです。
それだけあれば、子供に十分な教育を与え、年に一度は家族旅行に出かけ、月に一度は夫婦で外食をしても、お金に困ることはないでしょう。
「お金があればそれでいい」というわけではないですが、これは一つの指標です。
お金の心配をいつもしている?
なら、世帯年収1500万円以上稼げば、人並みの贅沢はできて、出費をめちゃめちゃ増やさなければ「お金に困っている」という気持ちは感じなくなるよ。
というだけのことです。
お金以外にももちろん幸せを感じることはたくさんあります。
でも、データから読み取れることは、これだけ稼げば少なくともお金の心配からは逃れられるということです。
一つのゴールです。
数値化されているのでわかりやすいですよね。
でも、この金額を一人で達成できる人間はそんなに多くないです。
夫婦で一緒に働いて稼ぐのがいいと思います。
だけど、日本の30代の平均年収はそんなに多くないです。
大企業における35~39歳の平均収入は、男性が585.3万円、女性は441.8万円。
夫婦が共働きだとしても、合わせて1,027万円です。
ゴールの1,500万円には届きません。
しかも女性は出産・育児で就業のブランクが空いてしまいます。
その間は会社から手当が出る人もいますが、退職してしまえばまた働き出すまで無収入です。
しかもここ約20年間、日本の賃金はほぼ変わっていません。
これは厚生労働省の統計調査結果ですが、これを見ると平成10年頃からほとんど変化がないことがわかります。
20年ってめっちゃ長いですよ。
この間、賃金が変わらないってどういうことだって感じですよね。
だけど、そこをいくら嘆いても僕らの状況は何も変わりません。
じゃあ、どうするかですが、より収入が高くなるようにスキルを磨いて転職するなり、副業するなり起業するなりするのがいいと思います。
特に副業はスキルを磨く練習にもお金稼ぎにもなりますし。
たとえ企業に勤め続けるにしても、いつでも辞められるように副業で本業と同じくらい稼いでいれば安心できます。
会社に勤め続けると(大企業ならなおさら)ジョブローテーションと分業制によって、個人の技術を磨く術と時間を奪われ、低賃金で定年まで働かされ、定年になっても個人で稼ぐスキルがないから、さらに驚くほどの低賃金で再雇用されてしまうことになります。
大企業はなにもできない人間を量産するための装置じゃないかと思う時もあります。
現状の収入に満足している人は構いませんが、そうでなくもっと楽になりたいと思っている方は、「世帯年収1,500万円」を目標にするといいと思います。
いきなりそこにジャンプするのが難しければ、800万円、1,000万円、1,200万円、1,500万円とステップを時間をかけて踏んでいくのがいいと思います。
副業OKな企業がちょっとずつ増えてきましたので、そういった企業に転職して、自分ができる副業をなんでもいいからちょっとずつ試してみるのもいいと思います。
このブログに副業OKな会社がまとめてあるので、興味がある方はどうぞ。
このブログでも触れていますが、サイボウズは本質的な働き方を進めようとしていて、かなり気になっています。
このサイボウズ式のリレーコラムとか、働き方を考える人にはおすすめです。