恋愛って男と女だけだするものじゃなくて、男と男の場合もあるし、女と女の場合もあるというのは、最近のLGBTムーブメントの流れを見れば理解がしやすいと思います。
こないだご紹介した「君の名前で僕を呼んで(原題:Call Me By Your Name)」は男性同士の恋愛を描いたものでした。
実際に映画を観ましたが、男性同士の恋愛だからといって、映画としてみにくいとかそんなことはなくて、映画自体はただただ美しく、人が恋に落ちる喜びと苦しみを見事に描いたとても素晴らしい作品でした。
ただ、この映画「Anyting(エニシング)」はもっと複雑です。
なんたって、妻を亡くした55才の男性とトランスジェンダー(女性の心を持った男性)とのラブロマンスですから。
予告編をみてもらえばわかりますが、この難しい題材を見事に描き
「愛とはなんなのか?」
という古代から続く難問へのヒントを示そうとしています。
この映画を「汚い中年のおっさんと、女のカッコした気色悪いホモの話」としか思えないなら、それはこの映画が伝えようとしている本質を見誤っているでしょう。
このティザーをみてもらえばわかるように、この映画のメッセージは
「愛とはなにか?」
です。
映画の中で主人公がこうつぶやきます。
“I don’t know a lot of things, but I know what it means to love someone…”
“僕はたくさんのことを知っているわけじゃない。だけど『誰かを愛する』ということの意味を知っている”
この主人公は家族とトランスジェンダーの彼を連れてロスアンジェルスに引っ越そうとしています。
亡くした妻との思い出
子どもたちとの確執
トランスジェンダーのフリーダとの出会い
見所が多い映画になりそうです。
主人公を演じるのはジョン・キャロル・リンチ です。
最近は「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」でマクドナルドフランチャイズの原点となるハンバーガー店を経営していたジョン・マクドナルドを演じています。
これをみればわかるように、まー、いろんな役をやっていますね!
Had some fun making this for #TBT pic.twitter.com/0qUUbvZZaT
— John Carroll Lynch (@MrJCLynch) 2018年2月13日
そしてトランスジェンダーのフリーダを演じるのは、マット・ボマーです。
ドラマ「ホワイトカラー」や男性ストリッパーの世界を描いた「マジッック・マイク」に出演しているイケメン俳優です。
この人ですね。
Matt Bomer
アメリカ出身の俳優。
主な作品『ホワイトカラー』#イケメンと思ったらRT pic.twitter.com/6ZdBRoPEvy— 世界のイケメン♡ (@ikemen_boys) 2018年4月10日
アメリカ公開は5月11日!
楽しみだなー!
参考記事