ジェームズ・キャメロンの伝説的なSF映画「ターミネーター2」の正式な続編として製作が決定した「The Terminater(ザ・ターミネーター)」
その新しい出演者が発表されました。
Gabriel Luna(ガブリエル・ルナ)です。
最近は「エージェント・オブ・シールド」が有名ですね。
他は、Natalia Reyes(ナタリア・リーズ)と、Diego Boneta(ディエゴ・ボネータ)です。
ナタリア・リーズはラテン系の俳優で、有名なラテンアメリカドラマの「Lady」や「La Vendedora de Rosas」という作品に出演しています。
ディエゴ・ボネータも同じくラテン系の俳優で、「ロック・オブ・エイジ」などに出演していますが、ネットフリックスのスペイン語のドラマ(ラテンアメリカの有名な歌手を扱う番組)に出演が決まっています。
ここでもっとも大事なことは、二人ともラテン系の俳優だということです。
そして、映画の舞台もメキシコ。
そして、アメリカでは白人の人口が減っており、近いうちに非白人人種の方が人口が多くなると言われています。
トランプが最後の男性白人大統領になるのでは、とも言われているくらいです。
人口の半分が非白人であり、その非白人の多くをラテン系が占めているのがアメリカです。
つまり、アメリカで公開される映画の観客の半分近くが、ラテン系なのです。
ハリウッドにとって、もっとも重要な顧客がラテン系の人々なのです。
だからこそ、今回はラテン系に人気のドラマの俳優や、ラテン系に人気のイケメン俳優を採用しているのです。
ピクサーの「リメンバー・ミー」がアメリカでヒットした理由の一つも、このラテン系の人々の存在感があります。
人種的にマイノリティであった非白人人種がいまでは、その数で逆転しつつあるのです。
中国のハリウッド映画での、静かな、でも確かな進出の理由もそこにあると思います。
中国のマーケットは無視できないですし、中国でハリウッド映画を公開するなら、中国の会社に出資してもらうのが一番楽ですから。
新たな「ターミネーター」作品にはそんな思惑が隠されていると思っています。
どちらにしろ、映画が面白ければそれでいいので、楽しみなんですけどね!
世界公開は、2019年11月22日の予定です!
参考記事
Gabriel Luna Set As Terminator In Reboot; Natalia Reyes, Diego Boneta Also Star | Deadline