公園、動物園、遊園地、子供たちが喜ぶ場所はたくさんあるけれど、本当に心から楽しめる場所はどこにあるんだろう?
心からの笑顔になれて、誰にも気兼ねすることなく大きな声ではしゃいで、大きな声で笑えて、
心からの喜びを感じられる場所は。
それは、きっと、自分のことを”愛している人たち”が、そばにいる時なんだと思う。
大好きな滑り台がある公園でもなく、おっきな動物がたくさんいる動物園でもなく、大好きなキャラクターがいる遊園地でもなく、
自分が “愛され、大切にされている” と、心から思える瞬間が、子供がもっとも喜びを感じる瞬間なのだと思う。
昨日は、父の日ということで、妻の実家に行き、妻の両親と、妻のお兄さん家族(小学校一年生と三年生の男の子たちがいる)と夕飯を食べたのですが、
甥っ子たちがリトルリーグデビューをして、2人が活躍をした話で盛り上がり、
うちの子供たち(3歳9ヶ月の双子の男の子)は、従兄弟のお兄ちゃんたちと遊んでもらい、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに甘え、
夜の20時に帰るときには、
「もっと遊ぶ!帰りたくない!」
と、泣きながら帰ることになりました。
帰りの車の中でも駄々をこねるので、
「今度、おばあちゃんちにお泊りしよう。」
ということで、やっと納得してくれました。
おじいちゃんおばあちゃんと、従兄弟と、叔父さんたちと、みんなと一緒にご飯を食べたこと
おじいちゃんに「こっちにおいで」と、ひざに座らせてもらったこと
叔父さん、叔母さんに「変顔(へんがお)」を見せて、笑わせたこと
ドアを開けたり閉めたりして遊んでいるときに、小学校一年生の従兄弟のお兄ちゃんが、
「このドア危ないよ。オレも指挟んじゃったんだよね。」
と話しかけてくれたこと。
最後にみんなで美味しいケーキを食べたこと
この場にいる誰もが、自分のことを”愛してくれている”
彼らにとっては、そんな安心感で身体中が満たされた夜だったんだと思います。
楽しい場所はたくさんあるけれど、心から喜びを感じられる場所は、
自分を愛し、大切にしてくれる人たちと過ごす、その一瞬一瞬の連続なのだと思います。
その一瞬は、あっという間に過去へと流れていきます。
人生はそんな一瞬一瞬の連続です。
二度と戻ることのない、この大切な一瞬一瞬の喜びを、子供たちと一緒に噛み締めていきたいと思います。