恋愛ホルモンと呼ばれる「フェニルエチルアミン」というホルモンがあるんですが、これは若い頃にめちゃめちゃ分泌されて、
特に10代後半から20代ですね、この頃にすごい分泌されて、付き合っている人に対して
「もうこの人しかいない!結婚したい!」
と思わせる(勘違いさせる?)ほどの効果があります。
そうやって、ホルモンに振り回されて、人間は結婚してしまうわけですが、その恋愛ホルモンである「フェニルエチルアミン」は、3〜4年で分泌されなくなるそうです。
つまり、人は恋して3〜4年で、自動的に冷めてしまうわけですね。
たくさんの子孫を残さなきゃならないから、次の相手を見つけるために、そんなプログラミングが僕らの遺伝子にされているのかもですね。
結婚して、だんだんと冷めていって、「もう家族としてしか妻を(夫を)見れない」というのは、このフェニルエチルアミンが大きく影響しています。
人はなるべくして、セックスレスになるわけですね。
でも!
僕はいまだに妻にドキドキしているんですよね。
子供が生まれて1〜2年は育児に翻弄されて、そんな気はあまりなくなってしまいましたけど、
子供が3歳くらいになって、やっと自分達のことに集中できるようになって、妻はますます綺麗になったんですよ。
そこくらいからですね。
また、妻にドキドキするようになったのは。
妻が容姿に気をつけるようになったからというのもありますけど、それだけじゃないと思うんです。
こないだ、ずーっと、なぜなんだろう?
と考えていたんですが、これか!という答えらしきものが見つかったんです。
妻は、独身の頃から「自分越えパーティ(じぶんごえパーティ)」っていうのを何回かやっているんです。
最初は、「こいつは何を言ってるんだ?」とよく分からなかったんですが、要は何かと言うと、
今の自分のレベルでは、現状に立ち向かえられない(仕事の悩みとか、人間関係とか)ものがあって、それを乗り越えるためレベルアップをする儀式なんです。
儀式と言っても怪しいことをやっているわけじゃなくて、「自分越えパーティやるから」と言って、友達を呼んで、家でみんなでわいわい飲んでおしゃべりするんです。
そして、次の日からは今まで立ち向かえないと思っていた問題に、勇気を出して、立ち向かうわけです。
その「自分越えパーティ」の全貌を知った時は、「なんて意識の高いやつだ・・・」とびっくりしたのですが、よく言われる「意識高い系」の連中とは違うんですよね。
「意識高い系」の人間って、著名人とかの発言とか本とかに影響を受けて、口だけで行動に移さない人間が多いですけど、
妻は違うんですよね。
自分の中で問題提起をしたら、そこから逃げないんですよね。
どうしたらいいのか、真剣に考えて、実際に行動に移すんですよね。
なかなか乗り越えらない壁もあって、辛い時もあったと思うんですけど、彼女には、その壁を乗り越えようという強い意思があるんですよね。
その時、その時で、自分の考えを常にアップデートしようという意思が、彼女にはあるんです。
常に、自分の行動の改善を繰り返しているんです。
だから、彼女は、一番近くで見ている僕からすると、くるくる変わるんですよ。
本人は気付いていないかもしれないけど、彼女の親も知らないかもしれないけど、一番近くで見ている僕は知っているんです。
彼女がどんどん変わっていることに。
そして、どんどん変わることに彼女が躊躇しないことも。
本人は、自分のことを勇気のない人間だと思っているかもだけど、変化に対応しようとするのは勇気がある証拠なんです。
誰だって、今のまんまの方が楽ですから。
何も変えようとせず、グチだけこぼして、誰かのせいにしていれば、楽ですから。
でも
そんな人、つまんないんですよね。
一緒にいても楽しくないですよね。
ドキドキしませんよね。
僕の妻は違うんです。
彼女は常に変わっているんです。
本人が気付かないレベルのさりげなさで、ちょっとずつちょっとずつ、人としてレベルアップしているんです。
僕は、きっと、彼女の、常に変わり続けるその姿に、いつまでもドキドキしているんだと思います。
夫婦がいつまでも仲良く、お互いにドキドキし続けるには、「変化」が必要なんだと思います。
昨日とは違う自分、昨日とは違う相手。
その姿にきっとドキドキするんです。
相手が変化するたびに、恋愛ホルモンが分泌されるんじゃないかなと思っています。
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おもにセックスレス解消方法の話ばかりですが。