なんで女って話が長いんだ?
結論が見えない話をなぜいつまでもするんだ?
妻の長い話にどう答えればいいんだ?
という疑問にお答えします。
女性って、男からしたら話が長いですよね。
奥さんから、職場や友人のグチを聞かされる時も
「なんでこんなに話が長いんだ・・・」
「結論はどこにあるんだ!」
と思ったことはありませんか?
なぜ、女性のグチは長いのか?
なぜ、すぐに結論を言わないのか?
こないだ、脳科学の研究をされている黒川伊保子さんのお話を聞く機会があったので
そこでお聞きした話と、自分が思うことを書いておきたいと思います。
奥さんのグチが長くて、どうしていいか分からない方は参考にしてください。
noteでは、実体験と進化人類学を元にした、妻とのセックスレス解消方法を書いていますので、そちらもチェックしてみてください。
目次
グチをダラダラ言うことで脳の奥の論理演算が働く
女性は、グチをダラダラ言うことで、脳の奥の論理演算が働く仕組みになっています。
つまり、ダラダラと、ことの経緯を話さないと、論理的に物事を考えられないんです。
だから、男性が話の途中で「こうすればいい」と言っても、女性の脳はまだ論理的に働いていないので
「なに言ってんの?まだ話しているんだけど?」
となるわけです。
グチをダラダラ言うことで無意識の内に問題解決をする
そうやって、ダラダラとグチを話してやっと、論理的に考えられるようなります。
そして、話している内に無意識の内に問題解決をして、自分の中で解決して
「あー、すっきりした!」
と、なるんです。
勝手に、脳の中で問題解決をしているんです。
余計なアドバイスは不要で、ただ、ずっとグチを聞いてくれる人がいれば、自分で勝手に問題解決ができちゃうんです。
女性はプロセス指向型共感モデル
こういった、物事のプロセスを辿って問題解決をすることを「プロセス指向共感型モデル」と言います。
男性と全然違いますね。
正反対ですから、これはぶつかるわけです。
男性は「男は妻のダラダラ話を聞くと免疫力が落ち寿命が縮む生き物!」でも書いたように、「ゴール指向問題解決型モデル」ですので、ゴールに一直線に脳が直感的に進むようにできています。
関連記事:男は妻のダラダラ話を聞くと免疫力が落ち寿命が縮む生き物!
男はすぐに答えが頭に浮かんで、女性は話しながら徐々に答えが出てくる。
だから、衝突するのは当たり前なんですね。
これが分かっているだけで、夫婦喧嘩は減らせそうですね。
女性は「恐い」「ひどい」と言う危険に伴う感情が強く働き、長く残る
「あー、さっき転びそうになっちゃって怖かったー・・」
みたいな話を女性から聞いたことありません?
実際には転んでいないけど、転びそうになった話。
これって、男から見たら、なんの意味もない、情報量がゼロの話ですよね。
だけど、女性はこういう話をよくするんです。
そして、こんな情報量がゼロの話をするのには理由がありました。
女性は、「恐い」「ひどい」という、危険に伴う感情が強く長く残るようにできています。
なぜなら、また同じ目に合わないために、危険な目にあった時のプロセスを脳に書き込むためです。
ちなみに、男は危険な目にあった時は、「その時、どうすべきか」だけを書き込みます。
「どこでどういう時に何があって」というプロセスを書き込まないので、男はなんども同じ失敗をするんです。
女性は、危険な目にあって、その動揺をやわらげるために、周りの人間に状況を訴えて、共感してもらいます。
女性は共感されるとストレスが減る
なぜ、女性は共感を求めるのか?
それは、共感してもらうことで、ストレスが減るからです。
(アドバイスをもらうことではなくて、共感してもらうだけでストレスが減る)
そして、共感する側にもメリットがあって、話を聞いている方は「他人の体験談」が「自分のとっさの知恵」になるんです。
そして、そういった「こわかったの〜」という「感情にひもづいた情報」は、脳を検索する時にヒットしやすいため
同じ失敗を自分がしないようにできるんです。
ちなみに、「感情にひもづいた情報はヒットしやすい」ということは、嫌なことを1つ思い出せば、別の嫌な記憶もどんどん思い出してしまうというわけです。
逆に、良いことを思い出した時も、他の良いことをどんどん思い出せるんです。
だから、ケンカになりそうな時は、奥さんのいい記憶を呼び起こしてあげるようにするといいですね。
まとめ
女性と男性の脳って、こうやって見ると、全然仕組みが違うんですね。
なんで、女性はグチが多いのか?
なんで、男はそのグチにイライラするのか?
今回の話を聞いてすっきりしました。
根本的な脳の仕組みが違うので、どうしようもないですね。
相手を変えようとするんじゃなくて、相手の脳の仕組みに合わせて、こちらの行動を変えていった方が、夫婦関係はいい関係を続けることができそうですね。
ただ、一番大事なことは、女性の話にアドバイスはしないで、ただ共感すればいいということですね。
ここを論理的に理解できれば、男も黙って話を聞くことができますね。
もっと、詳しい話を知りたい方は、黒川伊保子さんの本がおすすめです。
ちなみに、いままでのぼくのセックスレス解消を振り返って、経験と進化人類学のエビデンスをもとに書いた「子どもが生まれて妻とセックスレスになっても、またセックスができるようになる方法」をnoteで書いていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
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