結婚して子どもが生まれると、こんなことってよくありますよね。
・なんだか旦那と話が合わないな・・・
・察して欲しいのに全然気付かない・・・
・妻と全然話が合わないな・・・
・話しても怒るだけだから話したくないな・・・
ぼくら夫婦もそうでした。
だけど、今でも仲良し夫婦になり、お互いに自然に相手への配慮をしながら生活ができるようになりました。
実は、「妻と話が合わない」「夫と話が合わない」という悩みは、男女の脳の違いを知るだけで簡単に解決することができます。
そのことについて詳しくみていきましょう。
目次
妻と(夫と)話が合わない理由
妻や夫と話が合わないなーって思うことって、子供が生まれると余計増えますよね。
そもそも、男と女って同じ生き物と考えていいんでしょうか?
実は男と女の脳には、ある決定的な違いがあるんです。
脳梁の太さが男性の方が細い
左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)と呼ばれるものがあります。
脳梁は、左脳と右脳の間の脳信号を連携させることで、論理的思考(左脳)と感情(右脳)をつなぐことができます。
実は、この脳梁は女性の方が男性より太いんです。
そのため、女性は脳を使うときに左脳と右脳を連携させることができます。
だから、同時にいくつものことができるんです。
オムツを変えて、オムツを捨てに行きがてら、テーブルにあったゴミを拾ってゴミ箱に入れて、オムツをオムツ用ゴミ箱に入れて、郵便受けに入っていた手紙を引っ張り出して、ついでに玄関をさっと簡単に掃除して、赤ちゃんのところに戻れます。
でも、男はオムツを捨てに行ったら「オムツを捨てる」こと以外のことはできません。
左脳と右脳をつなぐ脳梁が細いため、同時にいくつものことをこなせないのです。
もし、オムツを捨てに行く最中に、テーブルにあるゴミを拾ったら、そのゴミだけを捨てて、古いオムツを握りしめたまま、赤ちゃんのところに戻ってくるでしょう。
ぼくはそうする自信があります。
運転している最中にあれこれ話しかけられると、なににも集中できなくなりますよね。
それも脳が左右で連携していないからです。
男性は理屈で考え、女性は感情で考える
男性はものを考えるときに、直感的にパッと答えが浮かび、その答えをすぐ口に出します。
これは左脳だけで論理的に考えて結論を出しているからです。
その答えによって、相手がどう思うかまでは考えられていないのです。
なぜなら、感情をつかさどる右脳と連携して出した答えではないからです。
男性が「論理的に言ってくれ。話は短く。分かりやすく。」とよく仕事で言うのは、そういう言い方をされないと脳が話を理解できないからです。
でも、女性は左脳と右脳が連携していますので、感情をともなった会話を好みます。
「最近、腰が痛いの・・・」と女友達に話せば
「そうそう!私も〜!抱っことかおんぶとか勘弁だよねー」
といった話で盛り上がりますが、夫に話せば
「病院に行ったのか?」
と言われておしまいです。
夫としては妻を心配し、最も効率的かつ論理的な答えを提供しているのですが、妻が求めているものは「答え」ではなく「共感」なんです。
なぜなら、女性は右脳と左脳が連携していますので、感情をつかさどる右脳が共感を求めているんです。
まずは、自分の考えに共感してもらってからでないと、答えを受け入れられないんです。
自分の気持ちを長々と話し共感してもらうことでストレスが減り、そこでやっと論理的にものを考えられるようになるんです。
だから、そもそものものの考え方が男と女では違うんです。
話が合わなくて当たり前なんです。
恋愛ホルモンの賞味期限切れにより話が合わなくなる
そうは言っても、20代の頃はそうでもなかったですよね?
出会ったばかりの頃や、結婚したばかりの頃は
「こいつ、話が合わないな・・・」
なんて、あなたは思っていなかったはずです。
では、なぜ結婚して数年経った今、「話が合わない」と今さら思ってしまうんでしょうか?
それには恋愛ホルモンが大きく影響しているんです。
20代は恋愛ホルモンが大量に分泌されているため盲目になっている
人は恋に落ちるとPEA(フェニルエチルアミン)というホルモンが分泌されます。
このホルモンの影響により相手にドキドキするようになります。
そして、興奮剤として作用するドーパミンも同時に分泌されるため、恋に盲目状態になるわけですね。
でも、残念ながら、このフェニルアチルアミンは3〜4年で同じ相手には効果がなくなります。
結婚して3〜4年といったら、ちょうど第一子が生まれたばかりの人が多いですね。
女性はホルモンバランスが崩れるタイミングですので、男性が育児に専念しないと間違いなくセックスレスコースに乗ることになります。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。

出産後の夫婦関係は努力しないと破綻する
出会って3〜4年経ち、恋愛ホルモン(フェニルエチルアミン)は切れ、妻は夫より子ども中心になっていますから、産後はほとんどの夫婦の関係性は以前より悪くなります。
努力をしないと夫婦関係は改善できません。
このあたりの話は「【妻とのセックスレスに悩むあなたに】いつまでもドキドキし続ける夫婦の3つの条件!」にまとめていますので合わせてどうぞ。

「話が合わないな」と悩んでいる夫婦が気をつけるべき会話のポイント
夫婦がイライラしない会話をするには、男女の脳の違いを意識すれば大丈夫です。
はじめは慣れないですが、続けていけばだんだん効果が出てきます。
妻をイライラさせない話し方
妻をイライラさせない話し方はこちらです。
・妻の話を否定しない
・疲れた顔をしない
・「それは大変だったね」と妻の感情に共感する
・意見は求められるまでは言わない
ついつい、妻と話していると「こうしたらいいんじゃないか?ああしたらいいんじゃないか?」って言いたくなりますよね。
ぼくなんてしょっちゅう言って失敗してきました。
女性は共感されるとストレスの減る生き物なので、まずは妻の気持ちに共感しましょう。
そして、話している最中は疲れた顔を見せてはいけません。
夫が疲れた顔をしていると、妻は遠慮して言いたいことを言えなくなってしまうんです。
女性はおしゃべりでストレスが減りますから、それができないことで余計にストレスが溜まっていきます。
妻から「どう思う?」と聞かれたら、正しい答えは
「それは大変だったね。」
「それは辛いね。」
などの、その時の妻の感情に合わせた共感の言葉です。
そして、どうしても妻があなたの意見を求めているなら、こう思うよと最後に意見を言うのです。
いきなり
「それは違う。こうすべきだ。」
と言っても「お前の意見は聞いてない」と(どう思う?と聞かれてるけど)思われておしまいです。
ちなみに、時短家電を使うことで妻の負担を減らして、妻のイライラを抑えることもできます。
うちも実際に時短家電をフル活用して、妻の負担を抑えているので、夫婦の会話の時間と質がかなり上がりました。
我が家で使っている時短家電について、こちらの記事にまとめましたので、合わせてどうぞ。

夫をイライラさせない話し方
男性は女性よりも脳梁が細いので、感情と理屈を織り交ぜた話が苦手です。
だから、夫をイライラされない話し方はこちらです。
・感情を混ぜない
・話は短く論理的に
・1つのことだけを伝える
これを意識すれば、男性の脳は情報を処理しやすくなるので、あなたの話しも理解できるようになります。
とはいえ、こんな話し方ばかりしたくないですよね。
「ねーねー!聞いて聞いて!こんなことがあったの!」
って言いたいのが女性ですし、それを受け入れられるように男性が努力すべきだと、ぼくは思っています。
まとめ
簡単にざっくり言ってしまうと
妻にドキドキしなくなったので、妻のどうでもいい話を聞くのが苦痛になったってことですね。
これが出会ったばかりの可愛い若い女の子だったら、うんうん話を聞きますからね。
女性も同じですね。
もはや夫にドキドキしないので、かつてはときめいた夫のつれない態度に、今ではむかついてしょうがないってことですね。
では、どうするかですが夫婦関係を続けていきたいと思っているなら、お互いに努力が必要なんです。
詳しくは「妻のスイッチを「母」から「女」に切り替える方法」にまとめていますが
子どもが生まれても、「男であること」「女であること」に気を抜かず、外見も中身も磨き続けることが一番大事です。

妻からモテるようになれば、他の女性からもモテるようになりますし、夫からモテるようになれば、夫以外からもモテるようになります。
そして、異性として、人間として、輝く妻や夫の姿を見て、夫婦関係も充実したものになっていきます。
ちなみに、ぼくの実経験をもとに「産後の妻とのセックスレス解消方法」をnoteに書きましたので、そちらもぜひ参考にしてください。
赤裸々に書いているので、有料設定にしていますが、同じ悩みを抱えている人なら、きっと役立つと思います。
その他の夫婦関係に関する記事はこちら。
➡︎「夫婦関係カテゴリー記事」