実体験と進化心理学から学んだ「産後の夫婦関係改善」のすべて!
夫婦関係

「夫婦のマンネリ化」の原因と対策を進化人類学の観点から紐解く

シリタイゾウ
シリタイゾウ
なんで結婚して何年か経つと、出会った頃の情熱は消えていくの?

なぜ、夫婦はマンネリ化してしまうの?

 

という疑問にお答えします。  

 

結婚して何年か経つと、なぜかあの頃のような激しい感情は小さくなっていきますよね?

 

マンネリ化といえばそれまでですが、なぜこういった現象が起こるのか?

 

データと進化人類学の観点からご説明します。

 

夫婦関係改善の秘けつや、産後のセックスレス解消のヒントをnoteにまとめていますので、こちらも合わせてどうぞ。

 

 

世界的に離婚のピークは結婚後4年

 

国連の1947年から現在までの期間における世界各地(フィンランド、ロシア、エジプト、南アフリカ、ベネズエラ、アメリカなど文化的に多種多様な国々)の国勢調査の結果によると

 

結婚して3〜4年目に離婚する人が多いことが分かっています。

 

こちらは、1947年から1989年までの離婚率データです。

 

 

つぎにこちらは、2003年から2012年までの離婚率データです。

 

 

大きな違いはなく、どちらも結婚から3〜4年後が離婚率のピークになっています。

 

イスラム国家では、花嫁が花婿の家に合わないと、すぐに花嫁を返してしまうため、離婚が結婚数ヶ月後というデータがありますが

 

そういった例外を除いて、人種、文化、宗教を問わず、離婚のピークは3〜4年後がもっとも多いのです。

 

国が変わっても時代が変わっても、人が離婚するタイミングは結婚から3〜4年後という事実は変わりません。

 

人類は4年で夫婦関係が終わるように進化した

 

なぜ、世界中を見回しても離婚のピークは結婚後3〜4年なのか?

 

進化人類学者ヘレン・フィッシャーは、伝統的な生活をしている部族を観察した結果、子どもを産み、授乳をし、そして親の手を離れ、そして再び妊娠するまでの期間が4年であることから、このような結論に達しました。

 

ひとの一対一の絆も、もともと扶養を必要とする子どもひとりを育てる期間だけ、つまり次の子どもをはらまない限り、最初の4年だけ続くように進化したのである。(ヘレン・フィッシャー著 草思社 「愛はなぜ終わるのか? 結婚・不倫・離婚の自然史」より)

 

つまり、一夫一婦制の結婚生活は、4年間しか続かないように人類は進化したということです。

 

太古の人類の調査は難しいですが、今でも伝統的な暮らしをしているアフリカのクン族は、昼も夜も子どもが抱っこし、泣けばおしゃぶり代わりに乳首をくわえさせます。

 

このたえまない乳首への刺激、運動量の多さ、低脂肪の食事などによって、排卵が止まり、約3年間は妊娠能力がストップします。

 

そのため、クン族の出産は4年周期になります。

 

アマゾンのヤノマノ族、ネトシリク・エスキモー、シッキムのレプチャ族、ニューギニアのダニ族も出産は、ほぼ4年間隔です。

 

伝統的な暮らしをしている民族から、太古の人類の結婚生活が推測できます。

 

人類の祖先である原始人も、一対一の絆を作り、子どもを作り、子どもが4歳になる頃には、その子どもはコミュニティのメンバーによって養育されることになったのでしょう。

 

コミュニティには年上の子どもたちや、世話役の女性たちがいて、彼ら彼女らが、4歳になった子どもたちを世話していたのだと思われます。

 

そうなると、もう親である2人は一緒にいる理由がなくなります。

 

恋愛ホルモンも切れていますので、別のパートナーを見つけて子作りを始めたはずです。

 

つまり、人類は動物と同じように、繁殖シーズンだけ一夫一婦制を取っていたことということです。

 

動物の一夫一婦性

 

キツネの繁殖がとても分かりやすいです。

 

キツネの発情期である2月、キツネは交尾のダンスを踊り、配偶者を見つけます。

 

二匹はキスし、なめあい、寄り添って歩き、冬が終わるまでに巣穴を作ります。

 

春にメスは出産し、ほぼ三週間子どもを育て、その間オスが毎晩ネズミや魚などをメスに運びます。

 

夏になっても親ギツネは巣穴を守り、子どもをしつけ、子どものために狩りをします。

 

しかし、夏が終わると、オスが巣穴に戻る回数は減っていき、8月になるとメスの機嫌が変わり、巣穴から子どもたちを追い出し、自分も出て行きます。

 

キツネの一夫一婦制の婚姻は、繁殖シーズン限定のものなのです。

 

鳥類の90%もヒナが育つまで一対一の絆を作りますが、50%は繁殖シーズンだけの関係で、ヒナが育ち終われば、鳥の夫婦も別れてしまいます。

 

翌年、二羽が同じ場所に戻ってきて、再びつがうこともありますが、どちらかが死んだり消えていて、相手が変わっていることの方が多いです。

 

キツネや鳥と人間を比較することは乱暴かもしれませんが、伝統的な暮らしを送る人々の出産サイクルを見ると、そうとも言えないのでは思います。

 

なぜ、人を含む動物は「つがい(夫婦)関係」になるのか?

 

ちなみに、哺乳類でつがい(夫婦)関係になるのは、全体のわずか3%です。

 

なぜこんなに少ないのかというと、哺乳類が夫婦関係になるのは、ある特定の条件のときだけだからです。

 

それは、オスがメスの世話をしないと、メスと生まれたばかりの子どもが死んでしまうケースです。

 

先ほどのキツネのように、生まれたばかりの子どもの体力が弱く、メスがつきっきりで授乳などの世話をしなければならず

 

授乳でつきっきりのメスは、そのままでは飢え死にしてしまうため、夫となったオスがメスに餌を運んでくるのです。

 

人類は、脳の容積が増え、頭蓋骨のサイズが大きくなったことにより、赤ん坊を未熟児の状態で産むようになりました。

 

そして、二足歩行をはじめた人類のメスは、子どもを抱きかかえながら食料を探さなければならなくなりました。

 

そのため、メスと生まれたばかりの赤ん坊を飢え死にさせないために、夫婦関係となったオスがメスに餌を運び、子どもの世話もするようになったのです。

 

ですが、先ほどの話のように、子どもが4歳になる頃には、コミュニティのメンバーによって育児が行われるようになり、人類もその頃につがい関係を解消したのです。

 

人類の遺伝子には何百万年も前から、3〜4年で夫婦関係が終わるようにプログラミングされているということです。

 

現代の子育て

 

でも、現代の子どもは、たった4年で1人立ちしてくれませんよね。

 

ぼく自身、3人の子どもがいるから分かりますが、4歳なんてまだまだ手がかかって大変です。

 

4年で独り立ちしてくれたら、めちゃくちゃ助かるんですけどね・・・

 

原始時代のように、年上の子どもや世話役の女性が面倒をみてくれるなんてこともないわけです。

 

それに、昭和のサザエさんのように、祖父母や親戚が一緒に住んでいて、子どもの面倒をみてくれるということもありません。

 

現在の子どもは、10代の終わりまで親に育てられます。

 

ぼく自身も高校卒業まで実家暮らしでしたし、大学に入ってからも親は学費を出してくれました。

 

経済的に自立したのが22歳で就職してからです。

 

太古の人類は4年で子育てが終わったのに、今を生きるぼくらは、子育てが終わるのに22年もかかるんです。

 

遺伝子に組み込まれた4年周期の出産や、脳内ホルモンの分泌とはおかまいなしに、ぼくらは長い間、夫婦でいることを義務づけられた時代を生きているのです。

 

自然の摂理に反した生活をしているわけだから、夫婦関係が冷え切ったり、セックスレスになったりするのも当然なのです。

 

だからこそ、正しい努力をしないと、今を生きるぼくらの夫婦関係は続けることができないのです。

 

では、どのような努力をすれば夫婦関係は良好に保たれるのか?

 

マンネリ化した夫婦関係はどのようにして刺激あるものに変えられるのか?

 

子どもが生まれてからのセックスレスはどのように解消すればいいのか?

 

執筆に一年かけた、8万字超えのこちらのnoteにすべて書いてますので、ぜひチェックしてみてください。

 

そのほかの夫婦関係の記事はこちらです。

➡︎「夫婦関係カテゴリー記事」

ABOUT ME
アツ
アツ
4歳の双子の男の子と0歳の男の子がいます。資産運用(つみたてNISA)で教育費を貯める方法、夫婦関係改善のヒント、おすすめのおもちゃやグッズの紹介をしています!