なぜ、子どもができるとセックスレスになるの?
子どもが生まれてから夫(妻)とぜんぜんセックスしていない・・・
どうしたらいいの?
そんな疑問に答えます。
こんにちは!
産後に夫婦関係が悪化し、妻にインスタをブロックされ、セックスレスになったけれど、夫婦関係学を研究し、夫婦仲を劇的に回復させ、自然に3人の子どもができたアツ(@atsuatsu)です。
子どもができると、夫婦関係って変わりますよね。
昔のように恋人感覚は消え失せ、家族という気持ちが強くなります。
そうして、いつの間にか、セックスからも遠ざかっていきます。
なぜ、産後の夫婦関係は悪くなるのか?
どうやって、関係を修復させればいいのか?
産後のセックスレスはどのように解消すればいいのか?
これから、詳しく書いていきますね。
子どもが生まれてから、夫婦関係が悪くなった人や、セックスレスを解消したいと思っている方は、ぜひチェックしてください。
産後のホルモンの急激な変化によって「女」から「母」になる
子どもが生まれると、オキシトシンというホルモンが大量に分泌され、子どもを可愛いと思い、育児を進んでしたくなるようになるのですが
その副作用で夫など、周りの人間に対して、子どもを守るように排他的になります。
いわゆるガルガル期です。
それから、プロラクチンというホルモンも妊娠中から分泌が増え、出産でピークに達し、授乳のたびに分泌されます。
プロラクチンは母乳の分泌を促す重要なホルモンですが、副作用で性欲がなくなります。
また、エストロゲンという女性ホルモンは、肌や髪の調子を整えるホルモンですが、これも妊娠中から増えていき、出産でピークに達し、その後、急激に分泌が減ります。
エストロゲンの分泌が下がることで、肌ツヤがなくなり、髪の毛も抜けるようになり、性欲も減少します。
人間の脳は同じ相手に4年間しか恋をしないようにできている
人は恋に落ちると、フェニリエチルアミンというホルモンとドーパミンが分泌され、相手のことをますます好きになってしまいます。
このホルモンは分泌のピークが20代で、しかも同じ相手には4年で効果が切れることがわかっています。
さらに、付き合いが長くなってくると、刺激を減らすために、セロトニンというホルモンが自然に分泌されるようになります。
セロトニンを気持ちを落ち着かせる効果があるため、恋愛中に分泌されるドーパミンの分泌を抑えてしまいます。
うつ病患者にはセロトニン促進剤が処方されてるのですが、服用者の70%は性欲が減退したり、なかなかその気にならなかったり、といった副作用が報告されています。
また、国連の調査によると、世界的な離婚のピークは、宗教、人種、文化を問わず、結婚から3~4年であることがわかっています。
このグラフは2003年から2012年までの離婚率のピークですが、離婚のピークが結婚から3~4年であることがわかります。
さらに時代をさかのぼって、1947年から1989年のデータをみてみましょう。
1947年から1989年の離婚率のピークも、結婚から3~4年であることがわかります。
恋愛ホルモンの効果切れ、付き合いが長くなりセロトニンが分泌され性欲が減退、そして世界的な離婚率のピークも結婚から4年後。
これらのことから、人間は同じ相手には4年間した恋愛感情が続かないことがわかります。
妻への「家事と育児の集中」により疲労と夫への敵意が増す
イクメンという言葉が生まれて何年も経ちますが、空気を吸うようにあたりまえに家事と育児を(妻と平等に)こなしている男性はごくわずかです。
そのため、妻に家事と育児の負担がのしかかり、疲労がたまり、夫への敵意が心の中に芽生えていきます。
産後1年間の女性の死亡原因の一位は自殺です。
このデータには妊娠中の女性も含まれています。
妊娠中と出産後の自殺の内訳はこちら。
出産後に自殺する人が圧倒的です。
それだけ、男が知らない間に妻は追い詰められているということです。
ぼくもはじめての育児は双子でしたので、死にそうになりながら妻と育児をしていましたが、あれが妻1人だけだったら、妻が今も生きているかどうかはわかりません。
それくらい育児は過酷な仕事です。
昭和の時代なら、同居している祖父母や、近所のおばさんとかが助けてくれたのでしょうけど、今の時代はそういうわけにもいかないので、夫婦2人で育児をしなければなりません。
妻に育児をおしつける男性は、昭和的な価値観を引きずっているのでしょうけど、育児を手伝ってくれる祖父母も、近所のおばさんはどこにいるというのでしょうか?
前提条件が変わっているのに、自分の価値観を変えないでいるのは愚かな行為です。
子どもがいる女性の話を聞いていると
「夫はいなくていい」
「いても役に立たない」
「むしろいない方がいい」
という声を、いやというほど聞かされます。
妻に育児と家事が集中しすぎているためです。
これを解決できれば、妻の負担が減り、産後セックスレス解消までの距離が縮まります。
ですが、「妻の負担を減らす」ということを目的にしてしまうと、セックスレスを解消することはできません。
妻の負担を減らすのではなく、妻を「妻」であること、「母」であることから解放するのです。
妻であること、母であること自体が、夫婦をセックスから遠ざけているのです。
詳しくは、こちらの記事にまとめています。
この記事は、執筆に1年、文字数8万字越えの有料noteの一部を抜粋しています。
総括的に、産後の妻とのセックスレス解消の理論を知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。
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